プロテインに使われる代表的なタンパク質を分類すると、牛乳由来のホエイプロテインとカゼインプロテインは「動物性」に、大豆由来のソイプロテイン(大豆プロテイン)は「植物性」になります。
動物性プロテインの特徴
動物性のホエイプロテインとカゼインプロテインは、牛乳の良質なタンパク質が由来です。牛乳中に含まれているタンパク質の割合は、約20%がホエイ、約80%がカゼインです。ホエイとカゼインは牛乳中に均一に分散しており、コップに注いでじっと見つめても、それぞれを見分けることはできません。
アミノ酸スコアは、カラダの中で合成することができない「必須アミノ酸」のバランスを数値化したもので、100を満点として示します。動物性タンパク質の多くは、アミノ酸スコアが優秀なことが特徴です。牛乳のアミノ酸スコアも100であり、牛由来のプロテインからも必須アミノ酸をバランス良く摂取できます。
どちらも良質なタンパク質であるホエイとカゼインですが、大きな違いはカラダへの消化吸収速度です。ホエイは水溶性成分であり、カラダへの吸収が速いといわれています。カゼインは不溶性成分であるため、ホエイよりも消化吸収に時間がかかることが特徴です。
植物性プロテインの特徴
植物性プロテインで代表的なソイプロテインは、大豆に含まれているタンパク質が由来です。植物性食品は、動物性食品と比べるとアミノ酸スコアが低いものもありますが、大豆は満点の100です。
そのためソイプロテインからも、必須アミノ酸をバランス良く摂取できます。また、ソイプロテインはカラダへの吸収がゆるやかなことが特徴です。
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